現在、うつ病(気分障害の一種であり、精神疾患です)で精神科を受診する人の数が増加傾向にあると呼ねれているんです。ここ9年間で、2.4倍に増加しているという報告もありますし、メディアでも、うつ病(細川貂々さんのエッセー漫画「ツレがうつになりまして。」が話題になりました)という言葉を耳にすることが多くなってきているように思われます。その背景には、世の中の不景気でリストラが増えたこと、結婚(正式には婚姻といい、男女が夫婦になることをいいます)や家族観の変化や鬱病への認識が高い社会になってきたことで、鬱と診断されてる患者が増えたことが考えられるでしょう。鬱病は、決して珍しい病気ではなく、誰にでもかかる可能性があるものだと言われています。一生のうち、約15人に1人くらいの確率で鬱になるとなっていますが、それでも鬱になりやすい人、なりにくい人というのはいるのだと思いますか?鬱になりやすい人の傾向として挙げられているのが、ガンコで真面目、完璧主義な人です。一般的には、このような人の方が、仕事もできると思われますし、周りからの信頼も厚いことが多いでしょう。しかし、逆に、周りのいい加減さに苛立ってしまったり、信頼に応えようと頑張り過ぎてしまう側面が見受けられます。そのため、かえって疲れすぎてしまい、思わぬストレスを感じて鬱になってしまうようです。また、男性よりも女性(ならではの視点が重宝されることもある反面、振り回されてしまうこともあるかもしれませんね)の方が鬱になり易い傾向があるなんですよ。女性は、男性よりもストレスを受けやすい環境に置かれてしまっているためです。妊娠や出産といったライフイベントで、体内のホルモンが劇的に変わっててしまうので、鬱を招くことがあるのです。また、働きながら育児や家事をこなしたり、男性と同じ職場に勤務しながら対等の地位を保つために、無理をしてしまうことも要因の一つとなります。むしろ鬱になりにくい人の傾向としては、柔軟な考え方ができて、正直に自分を出せる人であると言えます。鬱になりやすい人は自分一人でなんでも抱え込んでしまう傾向がありますが、鬱になりにくい人は周りを信頼して人の力を借りようとします。普段から無理をせず、ストレスの原因となるものを避けたり、意識して十分な休養をとることができれば、鬱になりにくくなるでしょうー